看護師の皆さん、日々の多忙な業務を少しでも効率的にこなすためのツールをお探しではありませんか?
そんなあなたにぴったりのアイテムがApple Watchです。
Apple Watchが看護師に選ばれる理由はその多機能性と使いやすさにあります。
本記事では、看護師がApple Watchを活用するメリットやデメリット、操作方法、役立つアプリ、そして看護現場での効果的な使い方について詳しく解説します。
- Apple Watchのメリットとデメリット
- Apple Watchの活用方法
- おすすめのアプリやバンド
看護師にApple Watchがおすすめな理由
Apple Watchは複数の機能があるため、業務の効率化に役立ちます。
- 電卓
- タイマー
- ボイスメモ
- 歩数計
- 滴下計算
- 着信通知、SNS通知機能
一つずつ説明しますね。
電卓として使用できる
水分量のIN・OUTの計算や、薬剤の溶解量の計算など電卓で計算する機会が多いですよね。
Apple Watchの電卓機能を使えば、手元ですぐに計算できますよ。
電卓をポケットに入れると嵩張ったり、いざ使いたい時に電池切れで使えなかったりします。
ポケットの中で電卓をいちいち取り出すのも面倒です。
タイマーで時間管理が簡単
Apple Watchは複数のアラームがセットできるため、時間管理がしやすいです。
看護師は複数の仕事を同時並行したり、時間で行動したりするのでタイマーが必要な場面が多いですよね。
- インフルエンザやコロナの判定時間をセット
- 血糖測定の時間
- 患者さんと「何分後に行く」と約束した時間
- 点滴の滴下チェック
- 夜勤仮眠時間の目覚まし
タイマーをセットせずに他の仕事をしていたら、すっかり忘れてしまい患者さんに叱られたり、インシデントになったりした経験ありませんか?
ナースステーションでタイマーだけ鳴り響いていて、誰のタイマーかわからないなんてことも多いですよね。
タイマーの主探しをする光景をたびたび目にします。
Apple Watchなら手元で振動を感じるので、処置や約束の時間を忘れることが減りますよ!
ボイスメモで手帳やメモの手間が省ける
重要なことをメモするのに、メモ帳を出して書くのが手間なことありますよね?
手の甲にメモをして先輩に怒られたことがあります。
- 重要なことを記録できる
- 文字起こしも可能
Apple Watchでボイスメモをとる場合、腕につけている状態でメモをとれますよ!
ショートカットや文字起こしアプリを活用すると、重要な内容を文字で見返すことができます。
録音できる時間は容量が許す限り、何時間でも録音可能ですよ。
歩数計で健康管理が可能
Apple Watchを装着すればiPhoneを身につけていないときの歩数を記録できます。
看護師は患者さんや家族の健康に携わる仕事なので、自分自身の健康を守ることも大切にしたいですね。
仕事中にスマホを携帯しなくても歩数が記録できますよ。
通勤や仕事する日の歩数は約1万歩ですが、休日の歩数は1,000〜2,000歩で少なすぎてびっくりです。
日々の歩数や運動量が可視化できれば、運動のモチベーションになりますね。
点滴の滴下計算が可能
滴下計算アプリを入れると、点滴の滴下速度を簡単にチェックできます。
点滴を合わせるのが苦手です。
点滴をしている患者さんを複数受け持つときは、滴下を管理するのが大変ですよね。
輸液セット(20,60,15,10 滴/mL)、輸液量、所要時間を入力
Apple Watchに滴下アプリを入れておけば、点滴管理がグッと楽ですね。
着信通知、SNS通知で安心
着信通知やLINEなどのSNS通知機能があるため、何かあったときにすぐ対応できます。
同僚のApple Watchに職場からの着信通知が表示されたのを目撃し、重要な連絡をすぐにキャッチできるのがわかりました。
保育園からの呼び出しや、子どもからの着信にすぐ気づけるので、ママさんナースにとって強い味方ですよ。
看護師が注意すべきApple Watchのデメリット
看護師にとって使える機能満載のApple Watchですが、デメリットはあるのでしょうか?
- 手洗いや消毒がしにくい
- バンドが汚れる
- 患者さんを傷つける可能性がある
一つずつ説明しますね。
腕に装着すると手洗いや消毒がしにくい
看護師は肘の近くまで1日に何度も手洗いと消毒をするので、腕時計があると邪魔です。
手洗いと消毒は重要な感染対策で、患者さんはもちろん自分の身を守るうえでも大切です。
腕に装着しないタイプのバンドを選ぶ
バンドが汗や皮脂、飛沫物で汚れる
腕に装着しているためバンドが汗や皮脂、ホコリで汚れます。
また手袋を装着して浣腸・摘便を行ったとしても汚物がApple Watchに付着するリスクがあります。
摘便で手首に便がついてしまう看護師には不向きです。
痰の吸引はエプロンや手袋で防護していても、見えない飛沫が付着している可能性があるため注意です。
バンドを交換したり、Apple Watchを消毒する
患者さんを傷つけるリスクがある
体位変換や移乗動作などの際に患者さんにぶつかり、患者さんの皮膚を損傷するリスクがあります。
腕時計があたって5センチ以上の皮膚剥離が発生したケースを見ました。
たとえば高齢でステロイドを内服している患者さんの皮膚は脆弱です。
軽くぶつけたつもりでも思わぬ大けがにつながるため要注意です。
処置の際はApple Watchを外す
これらの理由から腕時計を禁止している職場があるため、購入する際は職場のルールをチェックしてみましょう。
看護師のApple Watchはバンド選びが重要
業務を効率的にこなすためのツールとして、Apple Watchを職場で使いたくなりましたよね。
しかし先に挙げたデメリットが気になり、Apple Watch購入を迷う方も多いでしょう。
Apple Watchは腕につけられない看護師のためのバンドがあるので大丈夫です!
- 安全ピンタイプ
- カラビナタイプ
バンド部分はシリコン素材なので洗えますし、軽くて扱いやすいですよ。
カラーバリエーションも豊富なので気分によって交換できるのも嬉しいですね。
カラビナタイプはバッグにもつけやすいのでシーンによって使い分けするのもアリですね。
看護師のApple Watchはアプリでカスタマイズ
Apple Watchは、自分にとっての使いやすさを追求すれば最高の相棒になりますよ。
看護師におすすめのアプリをインストールして、あなた好みにカスタマイズしちゃいましょう♪
- 滴下計算
- シフト管理
- 薬を簡単に調べる
- 検査値がわかる
- 略語を調べる
滴下計算については先ほど述べたので、他のアプリについて説明します。
シフト管理
1ヶ月の勤務をスケジュール帳に書くのは面倒ですよね。
アプリをインストールすれば、1ヶ月のシフトが30秒で入力できますよ。
LINEやメールでシフトを簡単に友達に送ることができるため、共有も簡単ですね。
勤務をApple Watchですぐ確認できれば、スケジュール管理が楽ですね。
薬の情報をすぐに調べられる
薬をすぐに調べたいときに役立つのが「ヤクチエ添付文書」で、写真付きの先発薬と後発薬を一覧で見れます。
内服が患者さんのベットや床に落ちているのを発見した場合、その薬は何か調べたいときありますよね。
忙しい時間帯に本で調べると時間がかかりますが、アプリなら一発で検索可能です。
数種類の薬の中から、中止された薬を1錠だけ取り出したいときにも活用できます。
患者さんに薬について聞かれてもすぐに答えられますね。
検査値がすぐにチェックできる
「ヤクチエ検査値」は、「フリーワード検索」「50音検索」「分類検索」の3通りの検索方法ですぐに検査値を調べられます。
パッと確認したいときに本で調べるには時間がかかりますが、アプリならすぐにチェックできますよ。
- 検査の概要
- 検査の数値
- 異常値の場合の対応
検査値が異常値だった場合の対応がわかるので、非常に実用的ですよ。
略語を調べられる
医療略語がわからずすぐに調べたいとき役立つのが、「ポケットブレイン」です。
紹介状や看護サマリーで分からない医療略語をすぐに調べられます。
違う診療科や病院の場合、見たこともない医療略語が並んでいると病態の理解が難しいですよね。
「ポケットブレイン」なら英語や日本語で簡単に調べられるので、患者さんの理解が深まりますよ。
看護師のApple Watchおすすめを紹介
看護師におすすめのApple Watchを紹介します。
Apple Watch SE (第2世代)
- 心身が健康な方
- SPO2の測定や心電図の機能が不要な方
- 山登りやダイビングなどの趣味がない方
コロナの際や、呼吸器疾患・循環器疾患のある方はSPO2や心電図機能が必要ですが、健康な方にはそこまでの昨日は必要ないかもしれません。
20代〜40代の健康な看護師の方はSEで十分活用できるでしょう。
Apple Watch Ultra
- SPO2や心電図をチェックして健康管理したい方
- 山登りやダイビングが趣味の方
プライベートで山登りやダイビングする方は、Apple Watch Ultraを検討するのも良いでしょう。
バッテリーは最大36時間使用でき、頻繁に充電する必要がありません。
頑丈なチタニウムケースや耐水性にすぐれているのでアウトドアにぴったりですね。
まとめ
Apple Watchを上手に活用すれば、業務の効率化だけでなく、患者ケアの質の向上にもつながります。
最新の技術を取り入れて、日々の業務をよりスムーズに進めましょう。
あなたの仕事がより楽になり、患者さんの笑顔が増えることを応援しています!
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