看護師が転職して1ヶ月で辞めたいと悩んでいるなら退職理由を明確にすることが大切です。
なぜ辞めたいのかを深堀りすれば退職せずにすんだり、辞める場合でも後悔せずに次のステップにつなげられるからです。
転職して1ヶ月ですが辞めたいです…。
今あなたの働いている職場があなたにとって最適な場所とは限りません。
私は転職してやりがいのある職場に出会えました。
あなたが輝ける職場が必ずありますよ。
この記事では看護師が転職して1ヶ月で辞める場合の具体的な対策や、注意すべきポイントについて解説しますのでぜひ参考にしてください。
看護師が転職して1ヶ月でも辞めるべき職場3選
1ヶ月で辞めるなんて我慢が足りないと思われるから無理して仕事を続けようと思っていませんか?
次のような職場はあなたが頑張って仕事をしても得るものがないので退職を検討するべきでしょう。
- パワハラやいじめがある
- 心身の体調を崩した
- 応募時と待遇が全く違う
一つずつ説明しますね。
パワハラやいじめがある
看護師の職場は女性が多く独特で、パワハラやいじめが横行している病院が多いです。
患者さんの命がかかっているので厳しい指導や筋の通った指導は必要でしょう。
しかし感情や気分で怒りをぶつけてきたり、八つ当たりをする上司や同僚がいるなら要注意です。
- 些細なミスを過剰に責める
- 人前で大声で怒鳴る
- 過剰な仕事を押しつける
- 無視をする
このような状況で我慢し続けると精神的に追い詰められてしまい、仕事どころではなくなる可能性があります。
また患者さんの命を守る職場でスタッフ同士が円滑にコミュニケーションをとれないのは大問題ですよね。
不規則な勤務や過酷な労働で心身の体調を崩した
看護の職場は日勤だけではなく夜勤、準夜勤など不規則な勤務体制のため身体への負担が大きいですね。
準夜勤や夜勤は少ないスタッフで重症患者や不穏患者などの対応をするのでプレッシャーもかかるでしょう。
夜勤が多く、不眠で悩んでいます…。
慢性的な人手不足で休憩時間が取れなかったり、残業が多かったりで過酷な労働環境の職場もあります。
肉体が疲弊すれば心身も疲弊し、最悪の場合うつ病を患ってしまいます。
うつ病を患うと長期間治療と休息が必要になるので、心身の体調を崩した場合早めに対策を講じましょう。
応募時と待遇が全く違う
聞いていた条件と実際働いた際の条件が全く違う場合は辞めることを検討しても良いでしょう。
たとえば残業が聞いていたよりも非常に多かったり、有給が全然取れなかったりなどはブラックな職場の可能性があります。
もしくはあなたの雇用条件を現場のスタッフは知らずに残業を依頼しているかもしれません。
師長に相談し看護チームに周知してもらうと改善する可能性があります。
転職して1ヶ月で辞めたくても考え直した方が良い理由
転職して1ヶ月で勢いで辞めてしまうと後悔する場合があるので以下の理由の場合はよく考えましょう。
- チームになじめない
- 仕事が覚えられない
考え直した方が良い理由を説明しますね。
チームになじめない
入職して1ヶ月の時期はまだ看護師チームや職場になじめないのはよくあることです。
スタッフもあなたの様子を見てどのように関わると良いのか様子を見ているのではないでしょうか?
無理に溶け込もうとグイグイいくのも、壁をつくるのもますますなじめなくなってしまいます。
気負わず、淡々とするべき仕事しているといつの間にかチームになじめるはずです。
- 笑顔で対応する
- 敬語を使う
- 連絡・報告・相談する
- ナースコールは率先して対応する
- できる仕事は進んでやる
- 同じ失敗を繰り返さない
- 素直にアドバイスを受ける
こんなふうに仕事してくれるスタッフはいつの間にかチームになじんでいます。
仕事が覚えられない
前職では仕事をバリバリこなしていても新しい職場で同じように働けるとは限りません。
新しい仕事を覚えるのは大変ですし、物品の場所やその職場のルールも覚えないといけないので自信をなくすのは当然です。
こんなことも知らないの?と言われてショック…。
「転職したばかりだから一気に仕事を覚えられないのは当たり前」と割り切って強い気持ちをもちましょう!
絶対覚えるぞ!という気持ちで一つひとつ積み重ねていけば大丈夫!
看護師が転職して1ヶ月で辞めた場合のデメリット
1ヶ月で辞める場合、デメリットを知ったうえで辞めるかどうかの判断をするのが大切です。
- 1ヶ月で退職したことを履歴書に記載しなければならない
- 忍耐力がないと思われる
- やめ癖がついてしまう
詳しく説明しますね。
短期間の就業も履歴書に記載しなければならない
看護師が転職する際には、全ての経歴を履歴書に記載する必要があります。
経歴があまりにも短いと、採用してもすぐに辞めるのではないかとマイナスの判断をされる可能性があります。
1ヶ月の経歴なんて書かなくてもいいんじゃない?
経歴詐称につながる恐れがあるので正しく記載しましょう!
忍耐力がないと思われる
転職して1ヶ月で辞めたことに対して忍耐力がないと判断する面接官はいるでしょう。
人を採用するにはコストがかかるため、面接官はできるだけ長く働いてくれる人を採用したいと考えています。
すぐに辞めたという経歴は採用の候補から外れる可能性があることは頭に入れておきましょう。
やめ癖がついてしまう
もし転職してすぐに辞めてしまうと、やめ癖がついてしまう可能性があります。
どの職場も長続きせずにすぐに辞めることを繰り返せば、年齢にふさわしい看護技術が身につきません。
年齢にふさわしい看護技術がないと、新しい職場で活躍できず辞めたいと思ってしまいます。
転職を繰り返すと退職に慣れてしまい当たり前の行動になりかねないので注意が必要です。
辞めると決断したら退職理由を明確にする
デメリットを理解したうえでそれでも1ヶ月で辞めると決めた場合は、正しいステップで退職しましょう。
- 退職する理由を明確にする
- 転職の優先順位を整理
- 次の仕事を見つけてから退職
順番に説明しますね。
退職する理由を明確にして転職先をさがそう
あなたが1ヶ月で退職を決断した1番の理由は何ですか?
- 残業が多く激務で体調を崩した
- 雑用が多く看護師としてのスキルの向上がはかれない
- ブラックな職場だった
退職を決断した理由を解決できる転職先を見つけなければ、同じ理由で転職する可能性があります。
残業が多く激務で体調を崩したから退職したいのに、同じように忙しい病棟の求人を探していたら退職理由を解決できていません。
- 次の転職先を考えやすくなる
- 面接でも必ず聞かれる質問だから
あなたが退職する理由を紙に書き出し、頭の中を整理しましょう。
条件に優先順位をつければ転職活動がすすめやすい
あなたが転職先を探す場合に優先順位を決めておかないと、膨大な求人に迷い時間だけが過ぎてしまいます。
転職する条件で優先すること•しないことを明確にしましょう。
条件が明確になれば転職活動がグッと楽になり、成功率もアップしますよ。
次の仕事を見つけてから退職するのがおすすめ
辞めてから転職活動すると収入がないため経済的余裕がなくなります。
その結果転職活動に焦ってしまい、優先度を下げた転職先を選んでしまう可能性があります。
心身ともに働ける状況なら、在職中に転職先を探すのが最適です。
しかしパワハラやいじめ、激務で働き続けるのが厳しい場合は辞めてから転職先を探すのも一つの方法です。
転職して1ヶ月で辞める場合の注意点
転職して1ヶ月で辞めるなら注意するポイントをおさえて転職を成功させましょう。
- 面接では嘘をつかない
- 看護技術できることとできないことを伝える
詳しく説明しますね。
退職理由は嘘をつかず正直に話そう
転職して1ヶ月で辞めたことを話すのは少し勇気が必要ですよね。
面接で悪く思われたくない、よく思われたいと思うあまり退職理由について嘘をつくのはやめましょう。
面接官は採用のプロなので嘘は見破られる可能性が高いですよ。
退職理由について正直に答え、これから先自分がどんな看護をしたいか•何を学びたいかをポジティブに伝えられると良いですね。
看護技術はできることとできないことを明確に伝える
転職先にこれまで経験した看護技術と経験していない技術について明確に伝えましょう。
採用してほしいからといってできないことをあいまいにしてしまうと、採用されたあとに現場で困るのはあなたです。
あなたの経験を明確に伝えれば病院側があなたの適切な配属先を決めたり、指導体制を検討したりするのに役立つでしょう。
1ヶ月で辞めるなら転職サイトを活用しよう
次の転職は絶対失敗したくないですよね。
転職のミスマッチを防ぎ、長く働ける転職先を見つけるためには転職サイトの利用がおすすめです。
転職サイトは看護師の転職に精通したアドバイザーのサポートを受けて転職活動ができますよ。
- 無料で利用できる
- 求人の紹介
- 履歴書作成のサポート
- 面接対策
- 面談の日程や条件交渉
転職に関わるサポートを全てフォローしてもらえる転職サイトはとても強い味方です。
特に転職活動に慣れていない•1ヶ月で辞める場合は自分で転職先を探すのは大変ですよね。
もしあなたが転職先を自分で探したいと思うなら以下の記事を参考にしてください。
転職サイトによって求人情報に得意があるため、複数のサイトに申し込むのがおすすめですよ。
看護師の転職サイトはたくさんありますが、私のおすすめは以下の2選です。
一つずつ紹介しますね。
1.看護roo!
看護roo!はオリジナル求人や非公開求人が豊富で、希望通りの求人を紹介してくれる看護師転職エージェントです。
公開求人だけでも約6万件以上の取り扱いがあり、看護師転職サイトのなかでは求人数No.1を誇ります。
看護roo! は要望を細かく聞いてくれて担当者の質も高いと評判です。
担当者からの連絡も早くスピード感のある転職活動を望む人にもおすすめです。
2.ナース人材バンク
ナース人材バンクは年間10万人以上の看護師が利用し、看護師登録者数No.1を誇る看護師専門転職サービスです。
全国の求人を扱っており、全国に拠点があるため対面での相談や面接代行も可能です。
直接相談や添削を受けたいあなたには特におすすめです。
私もナース人材バンクを利用していますが、しつこい連絡はありません。
担当者が求人情報をLINEで送ってくれるので自分のタイミングで確認できますよ。
まとめ
看護師が転職して1ヶ月で辞める場合勢いで行動せず、まずは退職理由を明確にしましょう。
- 1ヶ月でも辞めるべき理由と様子を見た方が良い理由がある
- 短期間で退職するとデメリットがある
- 退職理由を明確にし、退職理由を解決できる転職先を見つけることが大切
- 新しい転職先を決めてから退職するのが最適
- 1ヶ月で辞めるなら転職サイトを活用するのがおすすめ
辞めるかどうかで迷っているときは心身ともにつらいですよね。
あなたが生き生きと楽しく働ける転職先を見つけるために、この記事の辞める場合の注意点や対策を参考にしてくださいね。
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