鼻うがいは、一般的に鼻洗浄として知られており、副鼻腔炎の症状を緩和する効果的な方法として注目を集めています。
副鼻腔炎は副鼻腔の炎症で、鼻づまり、鼻の圧迫感、さらには頭痛などの持続的な不快感を引き起こします。
しかし、鼻うがいがこれらの症状を大幅に緩和できることをご存知でしたか?
鼻うがいは、鼻腔からアレルゲン、細菌、蓄積した粘液を丁寧に洗い流すことで、副鼻腔を清潔に保つことができます。
鼻うがいで私が実際に使用しているおすすめの器具や、鼻うがいを効果的に行うための方法を紹介します。
- 副鼻腔炎の予防に鼻うがいが有効な理由
- 正しい鼻うがいのやり方と注意点
- 私が実際使用しているおすすめの器具について
副鼻腔炎に鼻うがいが効果的な理由
副鼻腔炎は、鼻や副鼻腔入った細菌やアレルゲンが炎症を起こすことで発症します。
鼻うがいを行うと、鼻腔や副鼻腔に残っている細菌やアレルゲンが物理的に洗い流されるため、炎症の軽減につながります。
鼻うがいを継続して行うことで、鼻腔内の清潔さを保ち、細菌の増殖を防ぐことができますよ。
副鼻腔炎における鼻うがいの重要性
- 風邪、インフルエンザの予防に効果がある
- 花粉、アレルギー対策に効果がある
- 副鼻腔炎の予防・症状改善に効果がある
- 鼻の中の不快感を軽減する
鼻うがいって副鼻腔炎の症状緩和以外にもいろいろな効果があるんですね。
鼻腔の清潔を守るために鼻をうがいを習慣化すると、不快な症状を軽減でき、生活の質が向上します。
鼻うがいは副鼻腔炎を完全に改善するものではありませんが、鼻の中を清潔に保つことで炎症の悪化を予防し、症状を軽減できます。
副鼻腔炎のなった場合の治療費
副鼻腔炎になると受診が必要です。
私の場合、以下の症状が出現すると受診しています。
- 鼻水が黄色い
- 頭痛
- 頬・眉間・奥歯の痛み
受診の際は、耳のチェックと内視鏡での鼻腔内吸引、超音波ネブライザーの薬液吸入がお決まりのコースです。
今回(2024年11月受診)も医師が内視鏡を鼻腔に入れて中を見た途端に、「うわー、黄色やわ〜。」と言われました。
抗生剤服用確定です。
次に1回の受診でかかった費用を紹介します。
診察料3,290円+薬代1,240円=4,530円です。
どうでしょうか?結構な費用ですよね。
1年に少なくとも2〜3回副鼻腔炎で受診するので10,000円以上の出費です。
私だけでなく、夫も副鼻腔炎を繰り返しているので1年で2万円以上副鼻腔炎の治療代が必要です。
たかが副鼻腔炎と放置すれば目や脳にまで炎症が及ぶこともあり、何より集中力が低下し作業のパフォーマンスも低下します。
このため副鼻腔炎になると治療した方が良いでしょう。
私の場合は熱が出るような風邪を引くと、副鼻腔炎への移行は確定です。
できるだけ副鼻腔炎にならないよう普段から鼻うがいをすることで、苦しい思いもせずに済み、無駄な出費を抑えられます。
鼻うがいのやり方と効果的な方法
鼻うがいは正しいやり方が大切
鼻うがいというと「痛そう」「苦しそう」「鼻がツーンとしそう」というイメージが先行し、実際にやるのを躊躇う方が多いのではないでしょうか?
私も最初鼻うがいにとても抵抗を感じ、なかなか導入できませんでした。
鼻うがいは、正しい濃度の洗浄液と適切な姿勢が重要です。
鼻うがいの洗浄液は濃度を守ろう
鼻に水を入れたら痛くないですか?
鼻に水が入ってツーンとするのは、水と鼻水の「浸透圧」が異なるからです。
鼻水や涙などの人間の体液は塩分濃度が0.9%です。
洗浄液は、鼻水などの体液と同じ塩分濃度にすれば痛くない鼻うがいができるよ。
鼻うがいのやり方
- 前屈みの姿勢になり、「あー」と声を出しながら洗浄液を鼻に流し込みます。
- 流し込んだ洗浄液を反対の鼻の奥から出します。
- 次に反対の鼻からも同様に洗浄液を流し込みます。
- 洗浄後にやさしく鼻をかみます。
口で軽く呼吸をしながら片方の鼻から水をゆっくり入れ、反対側の鼻から水が流れ出るようにします。
副鼻腔炎の急性期は黄色いドロっとした鼻水が出てきますが、症状が軽快してくると鼻水の色が白〜透明に変化します。
鼻うがいのおすすめ器具
1.サイナス・リンス(NeilMed)
年季の入ったボトルですが、こちらは本来3ヶ月に1回の交換が推奨されています。
240ml入るのでしっかり洗浄できます。
先端に穴が空いていて、いい感じで鼻の中に洗浄液が入ります。
どんな鼻の形状にもフィットするキャップ(特許取得済み)から240mlのたっぷりの洗浄液が噴射され、鼻腔・副鼻腔までやさしく丸洗いします。
NeilMed公式サイト
ただの穴だと思いますが、どんな鼻の形状にもフィットするキャップというだけあってとても使いやすいです。
ずっとお世話になっている私の相棒なの。
ハナオートDX
手動式ポンプでは水流が途切れたり、強弱のムラも出やすく初めて鼻うがいする人は抵抗を感じます。
ハナオートDXは電動式で水圧を「弱」「中」「強」の3段階から選べて、安定した水流で優しく、しっかり洗浄できます。
この器械を購入してから小学5年生の長女は、自分で洗浄液を作成して鼻うがいしているよ。
効果的に副鼻腔を洗浄する方法
効果的に副鼻腔を洗浄するためには、鼻にゆっくり注入し、洗浄液が副鼻腔の奥まで届くようにすることが重要です。
鼻うがいに必要な洗浄液の選び方
鼻うがいに使う洗浄液は、市販の専用洗浄液や、生理食塩水利用しましょう。
専用の洗浄液は、鼻腔内のpHに近く調整されているため、痛みや違和感が少ないです。
ミントが配合されていてすっきりするタイプの洗浄液もありますね。
自宅で作る場合は、水500mlに対して塩を4.5g溶かし、よく混ぜて作ると、生理食塩水に近い濃度で鼻に優しい洗浄液の完成です。
鼻うがいのデメリットと注意点
鼻をうがいしてはいけない人の条件
鼻うがいは一般的に安全ですが、以下のような人には控えるべきとされています。
- 鼻腔や副鼻腔に傷がある人
- 中耳炎や耳管の病気がある人
- 鼻詰まりのひどい人
これらの症状がある場合、鼻うがいで水が耳に流れ込み、症状が悪化する可能性があります。
また、強い鼻うがいを行うことで鼻腔に負担がかかる場合があるため、自己判断で無理に行わず、医師に相談することをおすすめします。
鼻うがいのやりすぎはダメ
過剰な鼻うがいはフィルターの役割をしている鼻粘膜まで洗い流して傷つけるリスクがあるので、1日2回程度を目安にしましょう。
小児の鼻うがいと注意点
小児が鼻うがいを行う際は、大人がサポートし、専用の器具や低刺激の洗浄液を使うことが推奨されます。鼻に負担がかかる可能性があるため注意が必要です。
鼻うがい中に水を飲み込みと液体が耳に流れて、中耳炎を起こす可能性があるからです。
また、子どもの鼻うがいは1日1回程度に留めておきましょう。
まとめ
副鼻腔炎対策としての鼻うがいは、鼻腔を清潔に、炎症や膿の排出を促進する効果が期待されます。
特に正しい方法での鼻うがいは、副鼻腔炎の予防や症状の軽減に役立ちます。
また、小児や耳の疾患がある方には注意が必要で、医師の指導のもと安全に行うことが推奨されます。
鼻うがいを日常に取り入れることで、鼻と副鼻腔の健康維持が図れ、健康資産を守ることにつながります。
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