看護師が転職をしたいと考えるタイミングはたくさんありますよね。
仕事がしんどくてつらいときや人間関係で悩んだとき、プライベートを優先したいときなど転職を考えるタイミングはさまざまです。
いざ転職を考えたときに自分で探すか転職サイトを利用するかで迷いませんか?
転職先を自分で探せるのかしら?
私はこれまで4回転職しましたが、自分で探したことも転職サイトを利用したこともどちらもあります。
転職先を自分で探す場合メリットやデメリットを理解することが大切ですよ。
この記事では転職先を自分で探す方法や注意するポイントについても説明しますのでぜひ参考にしてくださいね。
看護師の転職を自分で探すメリット4選
看護師が自分で転職先を探す場合のメリットは、スケジュール調整や病院側とのやりとりを全て自分で行うので転職活動の流れが明確です。
- スピーディーに転職先が決まる
- 自分のペースで転職活動が可能
- 転職先とのやりとりで職場の雰囲気がわかる
- 転職サイトを利用しないので採用のハードルが下がる
では詳しくみていきましょう。
スピーディーに転職先が決まる
転職サイトを利用すると希望就職先とのやりとりはエージェントが行い、その結果についてあなたとやりとりします。
転職エージェントが病院とあなたとそれぞれにやりとりするわけです。どうしてもやりとりの回数が増えるため採用までの時間がかかってしまいます。
しかしあなたが病院に直接申し込みをして、やりとりすれば採用までの時間は大幅に短縮できますよ。
自分のペースで転職活動が可能
ネットを使い自分で求人広告をみて、気になる求人があれば申し込むというように自分のペースで転職活動が可能です。
転職サイトを利用する場合転職エージェントからいつまでに何をするよう指示があるため、自分のペースですすめるのは難しいでしょう。
勤務しながら転職エージェントとのやりとりをするのがしんどい人は、自分のペースで転職活動するのも一つの方法ですね。
自分のペースで転職活動できるなんて最高!
自由だからこそ自己管理が大切ですよ。
夏休みの宿題をイメージしてみてください。
- 計画的に宿題をすすめて余裕を持って宿題を終えるタイプ
- 夏休み最終日に慌てて宿題をするタイプ
自分で転職活動をすると確かに自由ですが、自分でスケジュールを立てて行動しないといつまでたっても転職できないので注意が必要です。
転職先とのやりとりで職場の雰囲気がわかる
自分で希望の転職先に連絡し、募集要項を確認したり、面接日時を決めたり採用担当者とやりとりすればその病院の雰囲気が少し分かるでしょう。
電話でのやりとりでもその病院のカラーが伝わりますよ。
病院との対応を自分ですればその病院があなたに合うかどうかを考えるヒントになるかもしれません。
転職サイトを利用しないので採用のハードルが下がる
転職サイトを利用して転職する看護師は多いですよね。
病院も転職サイトを利用することが多いので、直接応募してくる看護師は貴重な存在です。
直接応募したあなたの熱意に採用のハードルが下がるかもしれませんね。
転職サイトを利用して採用した場合、病院側は仲介手数料を転職サイトに支払わなければなりません。
しかし自分で応募してきた看護師を採用した場合仲介手数料がかからないため病院側としては嬉しいですね。
転職先を自分で探す場合のデメリット
転職先を自分で探すデメリットを把握すれば、自分で探すかどうか判断するカギになりますよ。
- スケジュール管理をすべて自分で行わないといけない
- 自分で最適な求人を探すのが難しい
- 履歴書や面接に関してアドバイスが受けられない
デメリットについて一つづつ確認しますね。
スケジュール管理をすべて自分で行わないといけない
転職先を複数応募し、面接日程などすべて自分でスケジュール管理が必要です。
転職活動で面接日時や時間を間違えるのは致命的なミスですね。
仕事をしつつスケジュール管理をするのは負担に感じるかもしれません。
手帳やGoogleカレンダーなどを利用してスケジュール管理しよう!
自分で最適な求人を探すのが難しい
求人を見ると膨大な数がありますよね。勤務条件や福利厚生も病院によってさまざまです。
求人情報を見れば見るほど迷っちゃう。
あなたがこの求人を最適だと思っても、本当は他にもっと良い求人があるかもしれませんよ。
- 自己分析をして自分の強みや弱みを把握しよう
- 多くの条件から選ぶために条件に優先順位をつけよう
履歴書や面接に関してアドバイスが受けられない
自分で転職先を探す場合は、履歴書は自分で作成したもので勝負しないといけません。
履歴書の書き方を参考に、丁寧に作成しましょう。
髪型や服装は面接にふさわしいものを選び、言葉遣いに気をつけ臨んでくださいね。
自分が作成した履歴書や面接での対応に自信がない場合は、転職サイトを利用すると手厚いサポートを受けられるのが魅力です。
- 履歴書の書き方はインターネットにもたくさん情報があるので参考にしよう
- 作成した履歴書は保存しておくのがおすすめ
履歴書は応募のたびに一から作成すると手間がかかるので、コピーして保存しておくと楽ですよ!
自分で転職先を探すのに向いているのはこんな人!
あなたが転職先を自分で探すのに向いている人に当てはまれば、自分で探して転職に成功する確率は高いでしょう。
- 応募先や希望条件が明確な人
- 転職活動に慣れている人
- スケジュール管理が得意な人
- 自分のペースで転職活動したい人
逆に該当しないのであれば、転職サイトを利用することを考えるのも方法の一つです。
転職先を自分で探す具体的な手順を紹介
転職先を自分で探すメリットとデメリット、自分で探すのが向いている人を紹介しました。
そのうえでやっぱり自分で転職先を探してみたいというあなたは次のSTEPを参考にチャレンジしてください。
一つづつ詳しく説明しますね。
自己分析と希望条件の整理をしよう
転職活動する前にまずは自己分析をしましょう!
自己分析するのは回り道のように感じますが、転職を成功させるうえで一番重要と言っても過言ではありません。
なぜ転職したいのか自分の軸を決めることが何よりも大切です!
- どんな看護をしたいのか
- どんな看護師になりたいのか
- これまでのキャリア
- 家族を優先した働き方がしたい
- 自分の強みは何か
- 自分の弱みは何か
- 経験した処置や技術
- 心に残った看護
- やりたくないこと
自分のことって意外と分かっていないけれど、時間をつくって考えてみるといろいろ分かることがあります。
自己分析すると転職の軸が定まり、転職活動がしやすくなりますよ。
自分のやりたい看護や強みをしっかり話すことができれば、採用担当者にグッと刺さる面接になるでしょう。
転職を意識したらまずは自己分析してみてくださいね。
自己分析すると同時に自分が希望する条件と絶対妥協できない条件を明確にしましょう。
全ての希望条件に当てはまる職場を探すのは難しいです。
絶対妥協できない条件と、希望条件に優先順位をつけることで、転職先を探すのがとても楽になりますよ。
求人を探す代表的な方法を紹介
自分で求人を探す場合の代表的な方法を紹介します。
1.ネットで求人情報を検索
病院などのホームページをインターネットで検索して、求人情報を自分で探します。
- 転職したい病院が決まっている
- 自宅近くで転職したい
応募すると決めたら、応募フォームに従って入力し送信します。
応募フォームがない場合は自分で電話する、メールを送るなどして応募の意思を伝えましょう。
履歴書を準備しておきいつでも提出できるようにしておくと良いですね。
2.看護師の友人・知人から紹介してもらう
友人や知り合い経由で紹介してもらう方法も直接応募ではメジャーな方法です。
- 職場のリアルな内情が分かる
- 採用コストがかからない
- 条件面があいまいになりやすい
- 途中で辞退しづらい
- 強気な交渉はしにくい
看護学校で知り合った友人や先生の紹介や、前職から付き合いのある知人から紹介してもらうパターンは多いですね。
友人の紹介で働いているスタッフ同士が仲が良くて羨ましいです♪
入職前から職場の良い面だけではなく、悪い面も聞いている分ミスマッチが少ないようです。
3.ハローワークで検索する
看護師転職以外でもハローワークは転職活動をする場合の定番ですね。
- 採用資金に余裕がない医療機関でも掲載できる
- 支給要件を満たせば、再就職手当をもらえる
- 求人の質が転職サイトより劣ることがある
- 履歴書添削や条件交渉などの転職サポートは少ない
- 営業時間は原則午後5時までなので利用しづらい
ハローワークは厚生労働省が設置している機関の一つで、正式には「公共職業安定所」と呼ばれます。
- ハローワークに出向き求人検索機で探す
- インターネットサービスを利用する
ハローワークインターネットサービスを利用すれば、スマートフォンやパソコンから自宅で検索できるので便利ですよ。
4.eナースセンターを利用する
ナースセンターとは都道府県看護協会が運営する無料の職業紹介事業の名称で、各都道府県にあります。
eナースセンターとはその事業をインターネット上でできるようにしたもので、利用する看護師はサイト上で全国の求人を検索できますよ。
- 職員のほとんどが看護師なので寄り添ってもらえる
- 全国の求人がある
- 病院などへ直接応募や求人紹介を受けることも可能。
- 転職のプロではないため、専門性の高いアドバイスは困難
- 転職サイトに比べると求人数は少ない
ブランクがあって再就職の支援を受けたい看護師や、地方で転職したい看護師に向いています。
私もナースセンターを利用して転職先を紹介してもらいましたよ!
とても親切に探していただき無事転職できました。
5.新聞の求人欄や病院施設の張り紙をみる
通りを歩いていると病院やクリニックに求人の張り紙を見かけませんか?
求人情報を貼りっぱなしにしていて更新されていない場合もありますが、「張り紙をみた」と直接応募するのも一つの方法です。
自宅近くで転職したい人には向いているでしょう。
転職したいと思う求人が見つかったら応募しよう
自分で求人を探して転職したいとおもう求人があれば応募しましょう。
先ほど述べたように病院のホームページに応募フォームがある場合は入力して送信し、返信を待ちます。
応募フォームがない場合は電話で応募したい旨を伝え、病院側の指示に従ってくださいね。
- 履歴書の形式を確認
- 応募方法
- 面接日時
- 面接当日の持ち物や場所を確認
内定が出たら条件を確認する
職場により異なりますが内定通知書・内定承諾書・健康診断の案内・お知らせ(今後のスケジュールや準備することについて)などが届きます。
内定通知書に記載されている勤務条件を必ず確認しましょう!
- 給与額
- 賞与額
- 勤務形態(常勤・非常勤・パート)
- 配属先
- 勤務時間
- 休日
- 交通費など諸手当の有無や金額
提示されている勤務条件に納得できない部分がないかしっかり確認してくださいね。
内定の通知を受け条件を確認し、納得できるなら早めに承諾の意思を表明しましょう!
内定承諾後は現在の勤め先の退職手続きをすすめよう
内定を承諾したら早めに上司に退職を申し出ましょう。
一般的に退職の旨を伝えるのは直属の上司にあたり、病棟勤務であれば看護師長です。
ポイント
転職理由は明確に!
理由が曖昧であれば、異動や勤務調整などの代案で引き止められる可能性が高いです。
「それなら仕方がない」と思われるような退職理由がベストですよ。
病院の就業規則によっていつまでに退職を申し出なければならないか決まりがあるので確認してくださいね。
退職日の調整をし入職日を決めましょう。
まとめ
- 看護師が転職先を自分で探すとスピーディーに決まるメリットがある
- 複数の応募先の面談などのスケジュール管理が大変だったり、転職サポートが受けられないデメリットがある
- 転職先を自分で探すのに向いている人とそうでない人がいる
- 転職活動をする前にまずは自己分析をし、転職の軸を持つことが大切
- 自分で転職先を探す具体的な方法を紹介
本記事では、看護師が転職先を自分で探すメリットとデメリット、自分で探す方法について説明しました。
結論は看護師が転職先を自分で探すことは十分に可能です。
この記事を読んであなたの転職活動の参考になれば嬉しいです。
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